昨年11月以来の半年ぶり、ドリーム女子プロレスとして初めての大阪大会。
第1試合では“ビジュアルハンター”藤ヶ崎矢子がメイド・看護師・予備自衛官と数々の肩書きを持つめいりぃと対戦。萌え萌えじゃんけんを迫るめいりぃが「ご主人様も矢子さんが萌え萌えするところ、見たいですよね~!?」を観客に同意を求めると、矢子は「いい年してやってられっかよ!」と激しく拒否。しかし「じゃんけんできないってことは試合ができないってことだから…ギブアップだって」と迫られ、しぶしぶ萌え萌えさせられてしまう。じゃんけんに勝った矢子に誕生日プレゼントが贈られて試合が再開するが、ダウンした矢子を看護師としてチェックしためぃりぃが「中年太り!」と診断したことで怒りに火をつけてしまい、肩に担ぎ上げた矢子がギブアップ勝ち。昨年6月以来となるライディーン鋼と道頓堀プロレス・三原一晃の一騎打ちは今回も真っ向勝負を展開。ジャーマンで投げ捨てるなど奮闘する鋼だったが、最後は助走つきのラリアットに沈んだ。第3試合はデビュー20周年のKAZUKIと、この日がリアルバースデーの旧姓忍者乱丸によるシングル対決。ゆるい攻防で会場の笑いを誘う中、Jd’時代の1年先輩となるKAZUKIがジャガー式バックドロップホールドからダイビング・ニードロップで快勝。試合後、KAZUKIは矢子&めぃりぃと共に乱丸にハッピーバースデーの歌をプレゼントした。
セミファイナルでは前月から導入されたラウンドマッチに中森華子とアレックス・リーが挑戦。序盤から息つく間もなくキックを応酬するなど両者とも譲らないまま3分×3ラウンドが終了。観客4名とスゴーレフェリーによる採点の結果、3-2の僅差で中森の勝利となった。メインイベントではデイリースポーツ認定タッグ王者のコマンドボリショイ&Leonと、この日が初タッグとなる勝愛実&DASH・チサコが激突。6・2浅草でベルトに挑戦することが決まっている勝が気迫のファイトを見せるも、地元凱旋に燃えるボリショイが走り込んでの掌底からピコニー・スマッシュにつないでチサコを撃破。前哨戦は王者チームの勝利となった。マイクを持ったボリショイは「今日は久しぶりに大阪で試合ができて本当に嬉しく思っています。JWPから独立して初めて大阪に来ることができて、これからPURE-J女子プロレスとして新たな一歩を踏み出す私たちを、一緒にみんなで新しい団体を作り上げていけたらと心から思っています。これからも私たち、PURE-Jをよろしくお願いします」とあいさつ。次回の大阪・淀川大会は9月3日に決定している。
以下、各選手のコメント
★勝愛実
「今日はベルトの前哨戦だったわけなんですけど、やっぱりなんか自分に足りないものというのが多すぎたなっていうのと、もっと攻め込む力というか、試合を決めきる力っていうのが自分には足りないなっていうのがすごい浮き彫りになったので…。6月2日までにどう補っていくかっていうのが自分自身の仮題になってくると思うので、きっちり調整しつつ(中野)たむちゃんとベルトを獲りに全力で向かいたいと思っています」
━━王者チームの攻略法は見い出せたか?
「そうですね。少しだけではあるんですけども、わかってきたかなとは思うので。過去の試合の映像とかを見つつ、分析していきたいと思ってます」
━━たむとはFMWの北海道巡業で始動したが。
「向こうの抗争(ミス・モンゴルvsたむ)があったんですけど、なかなかいいんじゃないかなっていう手応えもありますし、たむちゃんとだったら獲れるっていう自信があるので。自信を確信に変えていけるようにしていきたいと思っています」
★DASH・チサコ
「今日は全然ダメです。(勝とのタッグについて)いろいろやろうと思ったら空回りしちゃって…。でも何度かやっていけば良くなってくるタッグだと思うし、あっちも気が強いので…。いいタッグになると思います(笑)。今はKAORUさんとのタッグで仙女のタッグベルトを取り戻したいです。獲るまで絶対あきらめないっていう、そういう目標が今あります」
★KAZUKI
「大阪といえば乱丸、乱丸といえばJd’…シングルで当たるのはまだムーブ・オン・アリーナがあった時以来なので。乱丸ワールドに引き込まれないようにとは思ってたんですけど、やっぱりちょっと足を踏み入れてしまったなっていう感じでしたね。まだまだ体が続く限り、頑張りたいと思います!」
▼山口采希(あやき)さんがオープニングと休憩時間に歌を披露。